【第一声・後半】自民か?共産か? くらし・福祉を守る市政をすすめる日本共産党市議団をひと回り大きく


 みなさん、大企業は空前の黒字を続けているのに、私たちのくらしはますます大変になっているのが実感です。そんな中、4月から医療費引き上げ、食料品の値上げ、介護の負担増、年金の目減りを押し付けるのが安倍・自民党政治です。この選挙で自民党と共産党どちらが伸びるのか?これからの市政にも大きく影響します。

 日本共産党市議団は、4年前にコミセンや市民ホールの使用料の値上げが提案されたとき、修正案を提出して反対しました。そのまま賛成したのは、自民党などの市議会議員です。その後、値上げが強行されましたが、市民のみなさんと力を合せて議会でも論戦し、ついに今年1月からは大幅な値下げを実現しました。

 4つの図書館、4つの児童館をなくす計画(※「多摩市公共施設の見直し方針と行動プログラム」)は、市民のみなさんの運動と力を合せ、行動プログラムの変更を勝ち取り、今後、住民のみなさんと協議が重ねられることになりました。

 みなさん、この市議団をもう一回り大きくしてください。「自民党には議席は渡さない」、その思いをわたくし菅原しげみに託してください。

 わたくし、菅原しげみは24歳で多摩に来ました。団塊の世代です。まだ永山駅も多摩センター駅もなく、「陸の孤島」と呼ばれる多摩ニュータウンにきて、「平成狸合戦ぽんぽこ」の通りの、赤土だらけのまちの頃から住んできました。

 保育園の栄養士を11年務めさせていただきました。保育所が足りない、保育時間が短い、もっと保育時間を延長してというお母さん・お父さんの願いと一緒に運動してきました。

 市議会議員になってからの20年では、多摩市独自の、正規職員を一人増配置する延長保育制度を実現しました。栄養士として、学校給食の食器の改善にも取り組みました。メラミン食器、ランチ盆・先割れスプーンでは、「有機物質が心配」「姿勢も悪くなる」と、現在の強化磁器食器に変更させてきました。バス停から300メートル以上離れている交通不便地域をなくそうと、ミニバス実現の運動も行いました。初めてミニバスが走った時には、手を振って喜びあいました。

 ケアマネ11年の経験では、「国や都の言いなりでは利用者さんは守れない」ということを痛感し、闘うケアマネとして110人以上の方に寄り添ってきまさいた。介護保険は家族の介護負担軽減のために作られたはずです。ところが今では、家族がいれば生活援助は受けられない。ひとり暮らしでも1回45分。これでは掃除洗濯はできても、干せません。ベッドや車いすも要介護2以上、特養は要介護3以上。しかも要支援は介護保険から外し、これからは要介護1、2も外していこうというのが自民党政治の狙いです。

 介護は高齢者だけの問題ではありません。故郷のご両親やひとり暮らし、あるいは老々介護のご家族を気遣っておられる方はたくさんいらっしゃいます。若い方が安心して子育て、仕事をするためにも、高齢者の安心を実現することが不可欠です。

 みなさん、わたくし菅原しげみは、この経験を生かして、住み続けられる街を作るために全力で頑張ります。自治体・多摩市ができること、やらなくてはならないことはいっぱいあります。

 わたくし菅原しげみは、

  • 保育所、学童クラブの待機児をなくします。
  • 高校生に返済不要の奨学金を実現します。
  • ミニバスよりももっと小さな小型バスで、住宅地の中、団地の入り口まで来られるように。路線・本数を増やします。
  • 若者から高齢者まで住み続けられる家賃補助制度をつくります。
  • 地域包括支援センターを増やし、中学校区ごとに配置します。

 憲法を守り、戦争法に反対し、原発のない街をめざす阿部市政を、くらし・福祉の面でもっと前進させるためには、この選挙で共産党の議席を得ることは絶対必要です。

 多摩の市議会で憲法9条改悪を求めた自民党に黙って議席を渡すことはできません。

 国の安倍・自民党政治を終わらせるために、今度ばかりは、自民党をこれまで応援していた方も、この多摩から怒りの声を上げて行こうではありませんか。是非ともわたくし菅原しげみを市議会へと送ってください。

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